「世界極上ホテル術」、「ホテルジャンキー」感想

ホテルジャンキーによるホテル利用のノウハウ
世界極上ホテル術―至福の選び方、使い方、楽しみ方
世界極上ホテル術―至福の選び方、使い方、楽しみ方


ホテルジャーナリストのホテルエッセイ
ホテル・ジャンキー―ホテルが大好きでやめられない
ホテル・ジャンキー―ホテルが大好きでやめられない

世界極上ホテル術(村瀬千文著)

■ ちょっと変わったスタイルのホテル利用術ノウハウ本。

「シンガポール、女性一人泊まりに使えるホテルは?」
「ザッハトルテはどこが一番?」
「赤ちゃんに優しい横浜のホテルは?」
などなど、それぞれの質問に数名のホテルジャンキー達が答える。

(ただ、注意していただきたいのはホテル関係の情報はあっという間に古くなってしまうことです。
ホテル・レストラン名の変更、経営方針・サービス・料金・人気などは非常に変わりやすいので、この本に限らず、実際に利用をする時は、必ず新しい情報を確認してくださいね)

■ はじめ、海外のリゾートホテルに関しての質問が多く(それもリピーターらしい)、
「これはかなりのホテルマニア向けの本かも?」
と思ったけれど、段々とそうではない質問と内容に変わり、ひと安心(^^?)
『ホテル、旅の小さな疑問A to Z』
では、私も長い間、何のためにあるのだろうと疑問に感じていた
”ベッドの足元においてある、謎の長いす”について書かれてあり、この本を読んでやっと解決しました。
(あなたも答えを知りたいですか?
あれは、ラゲッジ・ラック。つまり荷物置き、だそうです。
普通の答えでしたね^^;)

他にも、色々、ホテル初心者にとって参考になることも書かれていますので、時間があれば読んでおいても楽しめると思います。

■ それにしても、ホテルジャンキーな方々、羨ましいですね。
どんなお仕事をされているんでしょうか。
海外まで行ける人は、なかなかいませんが、日本でも「外国流」サービスやシステムを貫く(いいのか、悪いのか)ホテルがいくらでもありますので、ご一緒に国内のホテルをせいぜい楽しみましょう。
★★★☆☆+(プラス付き♪)


 お断り
2001年初版のこの本の出版に際して、ホテルジャンキーHPの掲示板(現在は閉鎖)を元に作られたようですが、記事に使われた投稿者と著者との間で、裁判が行われたようです。
現在は、落ちついている様子ですが、ホテル好きの方向けの本としては面白いと思いましたので、ご紹介させていただきました。

世界極上ホテル術―至福の選び方、使い方、楽しみ方
世界極上ホテル術―至福の選び方、使い方、楽しみ方





ホテルジャンキー(村瀬千文著)

■ ”ホテルジャンキー”という言葉はあまり聞いたことがありませんでした。一般的な言葉なんでしょうか。

著者の村瀬千文さんは、世界中の高級ホテルに精通していらっしゃるようで、なかなか読み応えがありました。
2000年発行なので、少々記事として古さもありますが、ホテルの流れ、というものは、必ずしも最新版でなくても興味深いものです。

高級ホテルに多く宿泊経験があると、その人の自慢めいた宿泊記を読まされることがたまにありますが、この方の場合は感じられませんでした。
読む人によっては、そう思わない人もいるのでしょうけど。
コンテンツの中に
「ホテルのバーで上手に男を追い払うには」
等というページがあり、女性向の本のようです。
著者が美人だと、そういった記事も書けるんですね(笑)


■  ”ホテルの客がホテルを作る” という言葉は、よく聞くけれど、ホテル側の心理も様々です。

多くの日本人の外国でのホテルの使い方は、きっと今でも、大きくは変わっていないような気がしますが、上手な使い方をされる、本当のホテル好きの日本人客も随分増えているんだろうなという気がします。
(そうであって欲しいと思うのですが)

素晴らしいホテルを見つけるのは簡単なようで、なかなか難しいかもしれません。
この本の中でも、上客として扱われたり、またはその反対であったり、この村瀬氏でさえもホテルによって色々な応対を受けています。


■ 最高のサービスを受けたい時、「高級ホテル」という存在があります。
その安心感が、忙しくて厳しい毎日を送る私たちを癒してくれます。
この本で、あなたも上手くホテルを使うコツを見つけてください。


ホテル・ジャンキー―ホテルが大好きでやめられない
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